トランプは地球の異常気象を防ぐための脱炭素に賛成していない。10月までの地球の平均気温は産業革命以前より1.6度高い。日本での洪水リスクも2度上昇で2倍に増す。海面上昇は沿岸部の住民を不安に陥れ移住も選択肢になる。世界はもっと深刻だ。宅地の水没、水害の多発、干ばつといった気候変動の災禍で住めなくなる場所は増える。移住を迫られる人は世界6地域で50年に2億1600万人に膨れ上がると世界銀行は予測する。
トランプは国境をまたぐ移住が自国の雇用を奪うこと治安悪化を引き起こすと反対している。かつての米欧は移民と難民に受け入れて発展してきた。
400万年前にアフリカで誕生した人類は移動を重ねて繁栄した。
先住者、征服者の権利を過大視していてはいつまでも戦争は終わらないし、人類の存続は危うい。国家とは何か?今後どう進むべきか?についても、試行錯誤しながら全人類の共存の道を求め邁進するしかない。
令和6年11月19日 廣 田 稔
鹿児島大学法文学部法学研究会有志達と