第二次世界大戦がイギリスからの変な奸言としか言いようのない提案であるアウタルキー(自給自足)論から始まったというのに、それがさも普遍思想であるかの如く言われることがある。疑似的普遍性をもった信仰に与してはならない。普遍性は数量的統計によって基礎つけられるものではない。
朱子学も神学もありもしない絶対(神)をある、あるという哲学的論証と重ねつつ論理と修辞と叙述を発達させてきたのであろうと思われる。
しかしリアリズムを求めて!我々で話し合い検証してみよう。
日本は商人国家である。商人国家のリアリズムを考え直したらいいよと五代友厚が生き急いで我々に教えてくれた、それは、「お得意さん大事」という精神ですよ!と司馬先生は「この国のかたち(四)263ページ」で言われている。
そこからしか世の戦争終結は望めないのではないだろうか?!
令和6年9月13日 廣田 稔