活動レポート

TOMOATSU GODAI PROJECT

ロシアの金融封鎖について

その政策は近代に入り、イマヌエル・カントも述べていた「戦争を防ぐ知恵は、経済の相互依存である」という考えから発していると正当化している。つまり、米ジョンズホプキンズ大学のヘンリーファレル教授らの言う「相互依存の武器化」である。

しかし、相互依存の武器化は戦争停止に繋がらないことは、我々は先の大戦で経験している。第2次世界大戦前の米英などの経済制裁も実は戦争の抑止を狙ったが、結果は囲い込み分断と制裁の連鎖の中大戦へ突き進んでいる。

ロシアは約78兆円の外貨準備金が使えず、又、予め準備した1300億ドルの金も買手探しに苦労することになる。

世界の外貨準備の3%を占めるに過ぎない人民元も、ロシアの助けとはならない。中国は14億人のために今まで誓ってきた経済の相互依存を壊す政策をとることはない。(以上は日経の西村博之氏の記事からの引用です)

国際紛争の解決は、世界人民の人類のめざめというか、大人化にすることでしか望めない。今こそ聖書マタイ伝の愛神愛隣を身体化して皆で実践する時である。

愛神とは、世界に慈愛と正義をもたらすことであり、愛隣とは隣人をあなたのように愛しなさいということである。

他者(不快な隣人)と共生する能力こそが人間を人間たらしめている条件であるし、他者と共生するという能力だけが人間が生き延びることを可能にしている。(内田樹先生の言葉です)

そして、人類は自然(元)と関わる中で豊かな身体感覚や感性を育て、それを通じて他者と繋がっていく知恵のあり方を各人が求めあう中で小児から大人へと成長する必要が大である。

戦争は他人事ではない。人類各人の大人化でしか解決できない。

プーチンは予測可能考量可能な危険つまりリスクと、予測不能考量不能な危険つまりデインジャーの二種類の危険を全く理解していない。大人になっていない、

戦争はデインジャーの最たるものでコントロールできるものではない。双方の人や街が被害を被る。まず子を持つ世界の母親から戦争反対のメールをロシアに送信されること切望する。

人間は共同体を分かち合う他者がいてはじめて人間になることができるのである。

令和4年3月31日     

 廣  田   稔 

「五代友厚(仮題)」映画製作委員会

  • 製作者:廣田 稔  製作委員会プロデューサー:鈴木 トシ子
  • 映画製作委員会:五代友厚プロジェクト、鹿児島テレビ放送、奈良新聞社、クリエイターズユニオン、廣田稔法律事務所
  • 出資者:製作委員(個人、団体多数
  • 製作会社:クリエイターズユニオン
  • 後援:大阪商工会議所、鹿児島商工会議所、大阪天満宮、公益財団法人 大阪観光局(予定)