今回の五代友厚の映画「天外者」の興行にあたっては、偏に三浦春馬君のファンの方々にお世話になった。
ファンの方々は、映像の中で生きている三浦君に出会うために何度も映画館に出かけてくれた。彼の涙には演技を超えるものがあり、五代友厚の涙を、時空を越えて同時に観て感じることが出来る。
母の死、自己の死と対面して、この人の世なり自分がどう生きるべきかと叫んでいる。
感動が生れる。感動は人間に内在しており、それが人間に神が存在している証拠であると言われる。
三浦君、三浦君のファンの方々に何かお礼をしたいと思った。
そこで三浦君なら、五代友厚なら何をするだろうと考えた。
そうだ、今、コロナ禍に必死に立ち向かっている医療従事者に、私が熊本県山江村の一般社団法人水都で製造しているミネラルウォーター『ありがとう』を無料で寄付し、飲んでもらおうと思い立った。
大阪府だけで、100箇所の医療機関がある。早速、令和3年2月から開始した。
そのことをファン及び五代友厚プロジェクトの有志の方々が知られ、運送費の一部でも負担させて欲しいという申し入れが来ている。
これまた感謝である。
感動を与えてくれた人に感謝を感じ、それに報いるよう努力している生活を送ることが、自分を肯定できる様な気がしている。まだまだ生きて行ける。
令和3年3月11日
廣 田 稔