私は春馬君に会う機会があったのに何もできなかった。何より春馬君の悩みを聴くことはできなかった。
今回の五代友厚の映画上映にあっては春馬君のファンの方々に大層お世話になった。何の恩返しもできていない。何せ春馬君の生きる苦しみを聞くことすら出来なかったのである。
日本は資本主義を導入し自己決定・自己責任の原則を日常生活の隅々まで取り入れ、人と富の多さを特に教育の世界にも競うことでしか自分自分の幸福度を計れなくなった。
民主国家確立の為にも平等という価値を体得することが必須であるのにそれを学べる場所である農村・家族・地域コミュニティをマスコミのリードの基につぶしてきた。
その人たちの中で生きていくのは苦しいし淋しい。
しかし中村哲先生はその中で一人で温暖化と軽視する経済至上主義に立ち向かっていき2019年12月4日に凶弾に倒れるまで。
二人に会ってもらいかった
そして自分の生きる方向の教示を受けたかった。
Brighten the World in Your Corner. 一隅を照らす
令和3年2月7日
五代友厚映画製作委員会会長 廣田 稔