科学者と真なる教育者によって若者を教育してもらいたい。若者はその恩に応えるべき、死ぬ思いでの努力をする必要がある。勿論、我々成人も老人も!そうしたら、自己の無力と限界を確知して、自己の感情や経験則が相対的であることを理解できるようになる。
そうなると神の声が聴けるようになるだけではなく、その啓示に従い行動できる準備が調う。
神そのものも人類の集合的英知の賜であることを学ぶことができる。又、世の中の改革にしてもコロナに勝つにしても、個人的英知でなく集合英知の実現が必須であること、そしてそれには皆が謙抑性を持った言動を心掛ける必要があることも会得することができる。
善悪の観念は、それぞれの社会集団の歴史的条件に応じて変化するものであることも!
人間の歴史は狩猟採集民の時代の方が長い。
その時は野生動物、植物とは対等な立場にあった。農耕民となってからは、その動植物を私物化して資産とみなされ、かれらの人生も幸せも無視して狭い囲いに閉じ込め、去勢させたり繁殖させたりした。
その報復がスペイン風邪、エボラ出血熱であり、今回のコロナである。神々の主な役割は、人間と口のきけない動植物との仲立ちをすることである。
人間は動植物の支配権と引き換えに神々への永遠の献身を約束した。
そのことにとって、人間の地位を高めることができた。神々というのは多神教の出現につながる。六根清浄という言葉が日本にはある。それを長年大切にし、生活習慣にしてきたことが日本におけるもっとも効果的なコロナ対策、コロナ撲滅でなく良い意味での共存できる対策である。
令和2年5月21日
廣田 稔