活動レポート

TOMOATSU GODAI PROJECT

歴史からどう学ぶか

近代の産業資本主義の世界における政治家の決断は自己のわずかな知見や経験の範囲、つまり自分の手持ちの物差しに留まることなくヨーロッパで発達した近代医学や生物学、統計学、経済学の学びに基ずかなければならないものである。日本では選挙民が大人になっている人が少なく選挙が人気取りゲームとなっているので専門的に知識ある人が政治家に選ばれることが少ない。

そんな時、日本では永くキャリアが補充してきた。ところが一部ごく一部のキャリアの不祥事が殊更に取沙汰されて、マスコミ、政治家からバカにされ出したことがあった。そうなるとキャリアの質も落ち出した。人間は評価されたり、期待されたりしないと頑張る気力、人格向上に努力する気が失せるものだ。

かつてはキャリアと専門家、大学との連携が取られていた筈である。少なくともその連携を取るのに必須である自己客観視もできていたし各人が謙抑性を持っていた。その謙抑性がある人が人のため、国のためと思い決断した政策には、たとえ誤りがあっても従うことにせざるを得ないであろう。

今回のコロナウイルスの種を超えた感染は、人類の文明による環境破壊の結果であるといわれる。(石田英敬氏の令和2,5,8付日経新聞文化欄から)

コロナウイルスより地球温暖化の危機の方が大事件と思われるが・・・・

今回のコロナ対策を考える際して2014年の西アフリカのエボラ出血熱の流行事件も第一次世界大戦のスペイン風邪の事件のこともハンスレスリングのFact fulnessを読むまでは知らずにいた。「人には歴史に学ぶ必要がある。五代友厚の人生検証をして自らの生き方を考えよう」と偉そうにに言っているのに恥ずかしい。

専門家も厚生労働省、健康局結核感染課の人はすでに人間は2014年に西アフリカでエボラ出血熱の流行した時、データーこそが解決の鍵である。だからデーターそのものの信頼性とデーターを計測し発表する人達の信頼性を守ることが大切である。我々はデーターを使って真実を語らなければならない。たとえ善意からだとしても、拙速に行動を呼びかけてはいけないことを学んでいたのである。

実に第一次世界大戦中に広がったスペイン風邪で5000万人の人々が命を落としたことも知っている。

感染症の専門家は、コロナウイルスの様な新種のインフルエンザが最大の脅威だ。それはその感染経路、目に見えない粒子による飛沫感染にあることは承知していたのである。

少なくとも政治家は専門家から二つの事件対策で当時の政治家がどう苦悩したか、そしてどのような経緯でで収束したか、そしてそれから学んだ教訓は何かを拝聴したう上で国民の行動準則についての言動をなすべきである。抽象的感情的に、国民にただ我慢して下さいと言うだけでは説得力がない。あくまでも詳しいデーターを把握して、歴史上の見識と対比させて、国として、

国民としてのあるべき姿勢を語るべきである。

令和2年㋄10日

廣田 稔

あくまでも国の未来、国民を信じて!

「五代友厚(仮題)」映画製作委員会

  • 製作者:廣田 稔  製作委員会プロデューサー:鈴木 トシ子
  • 映画製作委員会:五代友厚プロジェクト、鹿児島テレビ放送、奈良新聞社、クリエイターズユニオン、廣田稔法律事務所
  • 出資者:製作委員(個人、団体多数
  • 製作会社:クリエイターズユニオン
  • 後援:大阪商工会議所、鹿児島商工会議所、大阪天満宮、公益財団法人 大阪観光局(予定)