世界、特にグローバルな世界を支えているのは経済であり、経済は元々物と物との交換、それも贈与から始まったといわれることが多い。しかしそこの贈与は受贈者がそのことに感謝して次の贈与行為を時には時代を超えて贈与者になるという輪廻につながることが肝要である。
今回のコロナの感染拡大支援で政治家はばら撒き型の給付を自分の手柄の如く簡単に発言している。1人10万円でいくらかかり、それを誰が負担し、その分はその後どう補っていくというのか?
日本の財政赤字問題はどこへいったのか債務危機、金融危機の深みに飛び込んでいこうとしている。
今回のコロナ対策は企業なり事業主への無利子無担保融者を中心にすべきであり単なる人気取りのばらまき型給付にするべきではない。そして企業なり事業主は復活して全額弁済すべきである。感謝して恩返しすべきである。
ばらまき型の給付なり赤字国債の乱発は将来の増税につながるが、今の日本はそれに耐える事は不可能である。今さえ良ければという感情的な発言なり提言は厳に慎まなければならない。将来を見据えた信頼を作り上げながら言動に責任を持つべきである。そうでないと自由民主国家は崩壊する。
令和2年4月16日
廣田 稔