今日、日本経済新聞にユヴァル・ノア・ハラリがコロナ後の世界へ警告「全体的監視か、市民の権利か」という題で寄稿してくれた。寄稿というのが素晴らしい。
全体的な監視態勢を敷くのではなく、市民に力を与えるという事で私たちに自分の健康を守れ。そのためには市民に十分な情報と知識を提供し、自分で可能な限り対応するという意識を持つ方が大切だと言っている。ユヴァルは、自由民主国家の基礎となるべき人間の自由意志に最後の期待をかけている。
ところが、我々市民は充分なる情報処理能力を持っていない。自己の経験則に、世問、マスコミの価値観にひきずられぱなっしである。
そこで、GAFAのトップに要求したい。それはまずコロナ発症の原因、その後の経過。
死亡した場合はその理由、快復した場合はその経過等を探るのに必要な項目を作出し、ネット上に広く公表し、そうしてそこへコロナの罹患者、家族の方々並び死亡者の医療関係者からの詳しいデータを無記名でインプットし、自主的に情報が集められるシステムを全世界(発展途上国においても)に公示してもらいたい。
そうしてその情報を専門家に評価、解釈してもらいたい、更に市民の歩むべき道を示されたい。そこであらためて「石鹸で手を洗うという日常的行動」の大切さが提示されるかもしれない。
令和2年4月1日
廣田 稔